日本内科学会雑誌
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II.診断とフォローアップ
1.臨床検査値とウイルスマーカーの見方
松村 寛森山 光彦
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2008 年 97 巻 1 号 p. 10-16

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抄録
胃や腸で消化された栄養分は,消化管より門脈を通って肝臓へ送られ,肝臓ではそれらを分解·合成·貯蔵し,脂肪の消化吸収に欠かせない胆汁の生成やアルコール,薬,アンモニア,ホルモンなどの代謝·解毒をおこなっている.肝細胞は多くの酵素を持っており,肝障害が起こるとこれらの酵素量(活性)が上昇する.また合成ができないと産生量が減ることになる.この項では代表的な肝機能に関連する臨床検査値と肝炎ウイルスマーカーについて述べる.
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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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