日本内科学会雑誌
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IV.C型慢性肝炎の抗ウイルス療法
3.C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法の新たな展開―Peg-IFN/ribavirin併用療法と新規抗ウイルス療法―
平松 直樹
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2008 年 97 巻 1 号 p. 75-81

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抄録
難治性C型慢性肝炎に対するPeg-IFN/ribavirin併用療法の著効率は約50%であり,治療効果の向上のためには,長期投与や副作用予防などの対策が必要である.また,早期の治療への反応性に基づいて治療効果予測を行うことにより,治療中の各時点で,治療の継続または中止を検討していくことも重要である.一方,NS3-4Aプロテアーゼ阻害薬の臨床試験が進んでおり,Peg-IFN(+ribavirn)との併用により,強力な抗ウイルス効果が期待できる.
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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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