日本内科学会雑誌
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IV.病原体別にみた院内感染と対策
8.インフルエンザ
池松 秀之
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2008 年 97 巻 11 号 p. 2718-2723

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抄録

インフルエンザは感染性の高い疾患であり院内感染対策が必要である.対策の第一歩としてサーベイランスが重要であるが,インフルエンザの臨床症状だけではなく,迅速診断キットを早期より使用することが効果的である.患者の隔離および抗インフルエンザ薬による治療は,感染拡大防止に有用である.予防としては,流行前のワクチン接種が第一である.抗インフルエンザ薬の適切な予防投与も有効な手段である.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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