日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
今月の症例
モルディブより帰国後デング出血熱を発症した1例
長谷部 浩平金城 紀与史大西 富文岸田 直樹金城 光代芹澤 良幹松井 和生西垂水 和隆
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 97 巻 5 号 p. 1075-1077

詳細
抄録

16歳,男性.モルディブから帰国後7日目に高熱と下痢を生じた.肝機能異常と血小板減少を認め,渡航歴から旅行者感染症を考えた.末梢血スメアでマラリア原虫を認めず,腸チフスとデング熱の可能性を考え抗菌薬を使用の上,国立感染症研究所に依頼しデングウイルス3型遺伝子を検出した.その後皮膚点状出血や凝固時間延長が出現し,デング出血熱の診断基準を満たした.支持療法で改善し入院7日目で退院した.渡航歴の確認が重要と考えた.

著者関連情報
© 2008 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top