東北大学先進感染症予防学
2008 年 97 巻 6 号 p. 1241-1247
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COPD急性増悪には呼吸器ウイルス感染による気道炎症や喀痰分泌亢進などが関与する.気道上皮細胞を用いた研究で,マクロライド薬のライノウイルス感染および気道炎症抑制効果,喀痰過分泌制御作用が認められた.臨床研究で,マクロライド薬による風邪回数減少効果,COPD急性増悪抑制効果,急性増悪による入院回数減少効果を認めた.気道感染で喀痰の増加した気管支拡張症合併例に,急性増悪を制御できる可能性がある.
日本内科学会会誌
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