日本内科学会雑誌
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V.Crohn病の管理・治療
3.内視鏡診断,治療の進歩
砂田 圭二郎西村 直之福島 寛美林 芳和新城 雅行矢野 智則宮田 知彦山本 博徳菅野 健太郎
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2009 年 98 巻 1 号 p. 94-103

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抄録

近年ダブルバルーン内視鏡(double balloon enteroscopy;DBE)カプセル内視鏡(capsule endoscopy;CE)が開発され,全小腸の内視鏡観察が可能となった.DBEで観察されるCrohn病の小腸病変の特徴は,アフタ性潰瘍,類円形潰瘍,不整型潰瘍,縦走潰瘍などである.潰瘍は腸間膜付着側に偏在する傾向があり,他疾患との鑑別に役立つ.Crohn病は,その経過中に狭窄病変を引き起こすことが臨床的に大きな問題であるが,従来外科手術に頼らざるを得なかった小腸の狭窄に対しても,内視鏡的バルーン拡張術が行えるようになった.

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© 2009 一般社団法人 日本内科学会
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