日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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I.総論
2.出血傾向へのアプローチ
加藤 淳
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2009 年 98 巻 7 号 p. 1562-1568

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抄録
出血傾向は血小板・血管壁,凝固・線溶系,または両方の異常により生じるが,迅速な診断,対応が必要である.スクリーニング検査としては,血小板数,プロトロンビン時間,活性化部分トロンボプラスチン時間でほぼ十分であるが,これらに異常がない場合は出血時間,XIII因子,α2-プラスミンインヒビター,プラスミノゲンアクチベーターインヒビター-1活性,またDICが疑われる場合はフィブリノゲン,FDPを測定する.
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© 2009 一般社団法人 日本内科学会
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