日本内科学会雑誌
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今月の症例
持効型インスリンアナログを用いた減感作療法でアレルギー症状の軽減とともに血糖コントロールが改善したインスリンアレルギーの1例
坪井 美樹土屋 天文田口 亮田中 良樹岩崎 靖樹橋本 貢士柿崎 暁岡田 秀一清水 弘行森 昌朋
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2010 年 99 巻 1 号 p. 133-135

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抄録
症例は43歳,男性.33歳頃に2型糖尿病を発症したが,インスリン治療中断歴あり.インスリン治療再開直後より注射部の発赤,掻痒感および全身に蕁麻疹が出現した.複数のインスリン製剤に対する即時型インスリンアレルギーと診断され,持効型インスリンアナログを用いた減感作療法により持効型インスリンアナログに対する全身型アレルギー反応は消失した.
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© 2010 一般社団法人 日本内科学会
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