広島大学病院リウマチ・膠原病科
2010 年 99 巻 10 号 p. 2472-2477
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リウマチ性多発筋痛症(polymyalgia rheumatica:PMR)は高齢者に好発し,体幹,四肢近位部のこわばりと耐え難い疼痛を特徴とする原因不明の炎症性疾患である.ステロイド薬が劇的に効果を示すことが特徴であり,基本的には予後良好な疾患であるが,ときに側頭動脈炎を合併する.また,診断に際しては悪性腫瘍,感染症を除外することが重要である.今後,人口の高齢化とともに増加する可能性があり,本疾患の疾患概念の普及が望まれる.
日本内科学会会誌
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