日本内科学会雑誌
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中枢性血糖調節にかんする研究とくにバゾプレッシン静注時の血糖調節路
倉田 誠中元 克己
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1964 年 53 巻 4 号 p. 407-412

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抄録
中枢性血糖調節機序を究明せんとして,健常家兎にバゾプレッシンを静注し,その際の血糖値の変動ならびに肝細胞内グリローゲン顆粒の消長を追究すると共に,副腎・甲状腺・膵の摘除,自律神経切断あるいは中脳・脊髄切断を行ない,その影響を観察することによりその調節路を探索せんと試みた.その結果バゾプレッシンによる血糖上昇は,中枢性に中脳・胸髄・内臓神経を経て起こり,肝内のグリコーゲンが糖となり血中に移行したためと思われるが,膵グルカゴンとの関連については目下検索中である.なおかゝる血糖上昇路が遮断された場合にはバゾプレッシンにより迷走神経を経て血糖低下を来たすように思われる.
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