名古屋大学医学部第三内科
名古屋大学医学部第二内科
名古屋大学医療技術短期大学部
1989 年 78 巻 1 号 p. 89-90
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患者は19才の男子で,主訴は胆道系酵素の上昇を伴う下痢.大腸検査で潰瘍性大腸炎を認めた.肝生検では胆管増生により門脈域が軽度拡大していた.超音波ではび漫性の胆管壁の肥厚, X線造影では総胆管の壁不整をみた.以上より潰瘍性大腸炎を伴う無症候性原発性硬化性胆管炎と診断した.ウルソデオキシコール酸(600mg/d)により血液生化学所見は正常化したが胆管像には変化がなかった.
日本内科学会会誌
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