金沢大学医学部第三内科
1989 年 78 巻 10 号 p. 1480-1481
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睡眠時の無呼吸発作と覚醒時の頻呼吸を主訴として来院し,ポリソムノグラフィーより中枢型睡眠時無呼吸症候群と診断された68才の男性に頭部MR-CT,脳血管造影等を含む諸検査を行った.右椎骨動脈が硬化性変化により拡張蛇行して延髄を腹側から圧迫している所見が得られた.睡眠時無呼吸症候群と覚醒時頻呼吸の原因として,血流障害の他延髄腹側の中枢化学受容器に対する椎骨動脈の圧迫による障害も考えられた.
日本内科学会会誌
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