国立療養所中部病院
1990 年 79 巻 5 号 p. 581-587
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鉄欠乏性貧血は貧血の臨床においてもつとも頻度が高く,その正しい認識と対処のしかたがきわめて重要な疾患である.最近トランスフェリンやフェリチンに関する研究の進展によって鉄代謝の生化学的解明が進み,鉄欠乏性貧血や鉄欠乏症の病態生理も一段の進展を見た.本稿ではこれらの進展を踏まえ明らかとなってきた鉄欠乏性貧血および鉄欠乏症の実態ならびにその治療法の実際について解説を加えた.
日本内科学会会誌
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