順天堂大学消化器内科
1991 年 80 巻 10 号 p. 1605-1610
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肝硬変では,胸腹腔内血管シャントの存在や血管調節因子の変動による特殊な血行動態異常が存在することにより,肝以外の重要臓器の有効循環血液量の減少を主因とする様々な合併症を併発し,多臓器不全に陥りやすい条件下にある.肝硬変患者を診療する際には肝病変だけでなく,消化管,腎臓,造血器,呼吸器,循環器等の肝以外の臓器障害の発生機序と対策についても理解し,全身的な管理に勤めることが重要である.
日本内科学会会誌
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