金沢医科大学循環器内科
金沢医科大学小児外科
1991 年 80 巻 4 号 p. 626-628
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概要症例は65歳,男性.朝食中にしばしば失神発作を繰り返したため入院.食事開始2~3分後に洞停止,洞房ブロックなどの不整脈と血圧の低下を認めた.電気生理学的検査などでは洞機能は正常であったが,自律神経系の異常が示唆された.食道内圧検査では食道下部昇圧帯の機能低下がみられ,これが嚥下時の食道内圧を上昇させ迷走神経を刺激して失神発作を起こすことが示唆された.硫酸アトロピンの内服にて症状の改善をみた.
日本内科学会会誌
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