大垣市民病院消化器科
1992 年 81 巻 1 号 p. 103-104
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症例は61歳,男性.慢性膵炎,膵仮性嚢胞,糖尿病の診断にて入院.入院中突然の腹痛と腹部腫瘤が出現,内視鏡, US, CTから膵仮性嚢胞からの出血により胃粘膜下に巨大な血腫を形成したものと診断.保存的に経過をみていたところ,胃壁に痩孔ができ,血腫は,徐々に消退していった.膵仮性嚢胞からの出血と,血腫の消退までの自然経過を各種画像検査で追えた症例はまれであり報告した.
日本内科学会会誌
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