東京女子医科大学内分泌外科
1993 年 82 巻 12 号 p. 1949-1953
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血清カルシウムとPTHの測定で原発性副甲状腺機能亢進症は容易に診断できる.部位検査の診断率も向上している.日本では,散発性過形成は少ない傾向がある.一方,癌の頻度は4~5%で欧米に比べて高い.手術が唯一の有効な治療法であり,骨病変,腎結石など典型的な症状を示す患者はもちろん,無症候と考えられる患者でも手術適応がある.最近,手術法,高カルシウム血症クリーゼの処置など治療面でも進歩が認められている.
日本内科学会会誌
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