日本内科学会雑誌
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2.低カルシウム血症
1)特発性副甲状腺機能低下症
水梨 一利
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1993 年 82 巻 12 号 p. 1964-1967

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抄録

特発性副甲状腺機能低下症は,明らかな誘因を伴わずに, PTH分泌不全を来したものであり, PTHの最大分泌能の低下およびset-pointの左への移動を特徴とする. PTH作用および血清PTH値の低下に加え,外因性PTHに対する反応性の保持によって診断される.活性型ビタミンD3によって治療されているが,血清Caの上昇に伴い,高Ca尿症を来しやすいため,血清Caを正常下界に維持することが望ましい.

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