虎の門病院腎センター
1993 年 82 巻 12 号 p. 1976-1981
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
腎臓は生体におけるカルシウム代謝調節の重要な臓器であるため,慢性腎不全のように腎機能が廃絶した状態ではカルシウム代謝に異常を起こすのは当然といえる.慢性腎不全におけるカルシウム代謝異常の要因は,リン排泄障害,副甲状腺ホルモン分泌亢進,ビタミンD3活性化障害であり,血清カルシウム濃度異常,腸吸収障害,腎性骨異栄養症,異所性石灰化などの病態を示し,治療はこれらの異常を予防,是正することにある.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら