京都大学医学部第一内科
1993 年 82 巻 8 号 p. 1269-1271
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症例1は17歳男.症例2は21歳男. 2例とも末梢血では汎血球減少を呈し骨髄は高度の脂肪髄で,重症再生不良性貧血と診断された.各種治療に反応せず,血清濃度のモニタリングを行いながらCyA投与を行った. 1~2週目から両手指の企図振戦を呈し,同時に血清Mgの低下傾向をともなった.硫酸Mgの経静脈的投与を試み,振戦の軽減傾向が観察された. Mgの測定と補充によって管理可能ではあるが, CyA治療にさいして留意すべき点と考える.
日本内科学会会誌
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