群馬大学第三内科
1994 年 83 巻 10 号 p. 1782-1787
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さまざまな病的状態で生じるパラプロテインやクリオグロブリンは腎障害性に働く.多発性骨髄腫では,フリーの免疫グロブリンL鎖が腎障害の中心的役割を担っている.このL鎖によって惹起される円柱腎症は,急性腎不全を呈する腎症として骨髄腫の診療上問題になることが多い.一方,クリオグロブリン血症では,免疫グロブリンとそれに対する抗体による免疫複合体が腎障害の主な原因になっている.これらの病態には未だ不明な点が多い.
日本内科学会会誌
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