日本鋼管病院内科
1994 年 83 巻 12 号 p. 2151-2153
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症例は44歳女性. 39°C台の弛張熱を主訴に他院に入院,経過中に高度の肝障害が出現し,当院に転院した. GOT 6198IU/l, GPT 1808IU/l, LDH 13737IU/lと重症肝障害を認め,さらにDICを合併していた.成人発症Still病と診断し,副腎皮質ステロイド薬を投与し軽快した.重症肝障害・DICを合併した成人発症Still病の報告は極めて少なく,ステロイド薬が著効し救命しえた点でも興味ある症例と考えられた.
日本内科学会会誌
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