国立舞鶴病院内科
京都府立医科大学第二内科
1994 年 83 巻 2 号 p. 296-298
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は24歳,女性.気管支喘息,好酸球増加が先行し,大腸炎,心不全,腎症状などの多彩な血管炎症状を認めた.大腸,腎,心臓の生検では,典型的な肉芽腫性病変は得られなかったが,好酸球を中心とした炎症細胞の血管周囲への浸潤を認めた.しかし,検査所見で白血球数,好酸球数,血小板数, IgE,赤沈値, RFが高値を示したことより,臨床診断基準に基づきAGAと診断した.ステロイド薬の投与により,臨床症状,検査所見とも速やかに改善した.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら