日本内科学会雑誌
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3.気管支拡張薬(β2アドレナリン受容体作動薬を中心に)
黒沢 元博五十嵐 康宮地 良樹
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1996 年 85 巻 2 号 p. 210-215

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抄録

β2アドレナリン受容体作動薬は,急性の喘息発作の寛解,運動誘発喘息の予防に極めて有効な薬物である.長時間作用型のβ2アドレナリン受容体作動薬は,夜間の喘息発作予防に有効である.長時間作用型のβ2アドレナリン受容体作動薬は1日2回のregular useで用いられるべき薬物である.急性の喘息発作に対しては,短時間作用型,ないしは比較的長時間にわたり作用するβ2アドレナリン受容体作動薬が用いられる.

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