福島県立医科大学第二内科
1996 年 85 巻 8 号 p. 1191-1195
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SLE,強皮症,多発性筋炎でみられる症状が混在し,抗ENA抗体高値で,ステロイド薬によく反応する疾患としてMCTDは誕生した.その後,抗nRNP(ENA)抗体の特異性,抗Sm抗体の併存,肺高血圧の高頻度発生,腎症の合併,予後が必ずしも良くない等の問題が生じて,疾患概念の独立性が批判されるようになった.しかし,抗nRNP抗体が持つ病態や臨床像には特徴がある.病像を再整理することにより,より明確なMCTDの位置づけが確立すると考えられる.
日本内科学会会誌
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