京都大学医学研究科循環病態学講座
1997 年 86 巻 12 号 p. 2213-2218
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W. Oslerの遺した数多くの講演の中で最も有名なものに1889年ペンシルバニア大学で行った平静の心と題するものがある.この中で彼は医師にとって不可欠な資質は沈着な姿勢であることを語りかけた.患者を診察しているときには何事にも動じず明晰な判断を必要とする.そのためには幅広い経験と詳しい知識を備えておかねばならない.本項では循環器系疾患の診断に関して手技と思考の過程を述べた. “沈着さと確信,この二つの約束された祝福の穂”を刈り取るための基本である.
日本内科学会会誌
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