大阪大学臨床検査診断学
1997 年 86 巻 7 号 p. 1167-1174
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甲状腺疾患は,妊娠の経過に影響を及ぼしうる合併症であり,逆に妊娠による甲状腺機能が変動がおこりうる.この小論では,妊娠による甲状腺機能の変動についてのべ,甲状腺疾患の妊娠中の治療についての注意点,甲状腺自己抗体の児への影響について解説する.また,出産後の甲状腺機能異常症は頻度が高く,産後婦人の生活の質を維持する意味で注目されるので,発症の予測・観察の目安についてやや詳しく述べる.
日本内科学会会誌
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