鹿児島大学第三内科
1998 年 87 巻 4 号 p. 637-642
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
筋緊張・けいれんは多く神経疾患で高頻度に見られる症状であるが,近年Isaacs症候群では末梢神経の電位依存性カリウムチャネルに対する抗体が,またstiff-man症候群ではglutamic acid decarboxylaseやampyphisinに対する抗体が病態に関与することが明らかになってきた.このことは高度の筋緊張.けいれん患者の中には自己免疫疾患の側面を持つ症例も存在することを示し,その診断・治療において留意すべきことである.
日本内科学会会誌