日本内科学会雑誌
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9.リウマチ性多発筋痛症
赤真 秀人
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1999 年 88 巻 10 号 p. 1943-1948

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抄録

リウマチ性多発筋痛症は,高齢者に好発する全身の強い筋痛とこわばりを主症状とする疾患である.微熱,体重減少や抑うつ症状を呈することもある.筋炎や明らかな関節炎は一般に認められない.通常,赤沈値が著明に亢進し,リウマトイド因子や抗核抗体は陰性である.診断に関しては,まず本疾患を疑うことが何よりも重要である.側頭動脈炎を併発していなければ,低用量のステロイドが奏効するが,長期間の治療を要することも多い.

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