秋田大学第三内科
1999 年 88 巻 6 号 p. 992-996
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後天的に赤芽球系の産生のみが抑制される赤芽球癆の病型は,原因不明の特発性と二次性に分けられる.二次性赤芽球癆の病因には,薬剤,パルボウイルスB19感染,胸線腫,リンパ系の血液疾患,悪性腫瘍など様々なものがあり,発生機序は疾患ごとに異なっている.随伴する疾患の治療後貧血が回復しない場合や,特発性赤芽球癆には免疫抑制療法が行われる.治療による寛解率は比較的高いが,その副作用にも注意しなければならない.
日本内科学会会誌
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