5.バリズム

加藤 丈夫

doi:10.2169/naika.89.650

日本内科学会雑誌

Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384

5.バリズム

加藤丈夫

著者情報

キーワード: バリズム, 視床下核, ルイ体, 脳血管障害

ジャーナルフリー

2000 年 89 巻 4 号 p. 650-654

DOI https://doi.org/10.2169/naika.89.650

詳細

抄録

バリズムは,肢の近位筋に強く起こる,急速で激しい,上下肢を投げ出すような粗大な不随意運動である.一側の上下肢に起こることが多く,これをヘミバリズムという.病巣は反対側の視床下核にあり,脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によることが多い.視床下核以外の部位の障害によりバリズムが生じることもある.治療薬としてハロペリドールなどのドーパミン受容体拮抗薬が用いられ,多くの症例で満足のいく結果が得られている.

著者関連情報

お気に入り & アラート

閲覧履歴

前身誌

日本内科学会会誌

feedback

Top

責任著者(Corresponding author)

訂正情報

J-STAGEへの登録はこちら（無料）