鳥取大学脳神経内科
2001 年 90 巻 4 号 p. 648-653
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片頭痛が分子生物学的なレベルで解明されつつある.家族性片麻痺性片頭痛の原因遺伝子としてCaチャンネル(CACNL1A4)遺伝子の変異が, CADASILの原因遺伝子としてnotch3の変異が同定された.また,片頭痛発症の遺伝的危険因子の候補として,セロトニン受容体及びドパミン受容体の遺伝子多型のほか,メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHFR),アンギオテンシン変換酵素(ACE)の遺伝子多型が検討されている.
日本内科学会会誌