福岡大学第一内科
福岡大学第一病理
2001 年 90 巻 6 号 p. 1024-1029
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炎症疾患と鑑別困難なリンパ腫の特徴は消退増悪を繰り返す臨床経過や著明な炎症細胞浸潤により腫瘍細胞の識別が困難な組織像を示すものであり,血管免疫芽球T細胞リンパ腫, NK細胞リンパ腫, Hodgkinリンパ腫,皮膚CD30陽性リンパ球増殖疾患,特殊な成人T細胞白血病・リンパ腫などがある.診断を病理医に任せるのではなく,臨床経過,組織像,免疫形質や分子生物学的検討を行い,臨床医が総合的に判断する必要がある.
日本内科学会会誌
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