聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院呼吸器内科
2004 年 93 巻 10 号 p. 2108-2115
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ヒスタミン遊離試験は末梢血好塩基球上の抗原特異IgE抗体にアレルゲンを反応させて遊離されるヒスタミンを測定する.特異的IgE抗体測定に比して感度はやや劣るが,生体内でおこる即時型反応に最も近いと考えられる.アトピー性皮膚炎やペットアレルギーでのアレルゲン同定や食物アレルギーの負荷試験の時期の決定に有用である. IgE抗体を介したヒスタミン遊離が起こらないlow-responderでは診断が困難である.
日本内科学会会誌
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