日本内科学会雑誌
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1.食物依存性運動誘発アナフィラキシー
須甲 松伸
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2004 年 93 巻 10 号 p. 2144-2148

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抄録

食事のあとに運動してアナフィラキシー症状を起す疾患を食物依存性運動誘発アナフィラキシーという.食物アレルギーにより発作の準備状態に入り,運動が刺激となって肥満細胞からヒスタミンが遊離して発症する.原因食物は,エビ・カニの甲殻類,コムギ,果実類が多い.発作予防は原因食物の回避と食後の運動制限である.

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