日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
3.メディエーター測定とその意義
田中 裕士田中 康正田中 宣之藤井 偉田中 紳太郎阿部 庄作
著者情報
ジャーナル フリー

2004 年 93 巻 10 号 p. 2137-2143

詳細
抄録

血清,血漿,尿,喀痰,呼気凝縮液など非侵襲的に得られる検体を用いて,気道炎症性メディエーターを測定することが可能となってきた.しかし,現在それらの測定によって他の疾患との鑑別を行うことは難しく,病態解析,薬剤の効果判定などに用いられ,有用なものであるが臨床応用されていない.今後は気道炎症をより特異的に,より簡便に測定できる新しいメディエーターが発見され臨床の現場でも応用されることが期待される.

著者関連情報
© (社)日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top