日本内科学会雑誌
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1.問診と臨床症状
佐藤 文敏上嶋 健治
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2004 年 93 巻 2 号 p. 227-233

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抄録

急性冠症候群は,冠動脈内粥腫破綻と血栓形成により,冠動脈血流が減少ないし途絶して引き起こされる疾患,すなわち不安定狭心症,急性心筋梗塞症,虚血性心臓突然死を総称している.重症度を含めた病態の評価と冠動脈内ステント留置術などの侵襲的治療をはじめとする的確な治療により,予後は改善されつつある.しかし,合併症も含めた早期診断のためには,詳細な病歴と自覚症状の聴取および身体所見の把握が不可欠である.

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