日本内科学会雑誌
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3.急性冠症候群に対するカテーテルインターベンション
田村 俊寛木村 剛
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2004 年 93 巻 2 号 p. 279-286

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抄録
急性冠症候群(acute coronary syndrome: ACS)は不安定狭心症や急性心筋梗塞(acute myocardial infarction: AMI),虚血性心疾患による突然死の総称でこれらは冠動脈粥腫(プラーク)の破綻とそれにより生じる血栓形成により冠動脈内腔の狭窄または閉塞が生じることにより引き起こされると考えられている.急性冠症候群に対しては早期の診断に引き続き速やかな治療が必要とされており,近年わが国では急性冠症候群に対して積極的にカテーテルインターベンションが行われている.本稿では最近の急性冠症候群に対するカテーテルインターベンション及び今後の展望について概説する.
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