東京大学附属病院腎臓・内分泌内科
2005 年 94 巻 4 号 p. 720-723
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カルシウム調節ホルモンの一つであるPTHは,骨吸収促進作用と共に骨形成促進作用を有している. PTHの間歇投与により,海綿骨量の増加,骨折率の低下が惹起されることが明らかにされた.ただし, PTHとビスフォスフォネート製剤の併用は相加効果を示さず,むしろPTH製剤単独の効果を減弱させるようである.今後本邦でもPTH製剤が使用可能となることにより,骨粗鬆症に対するより幅広いアプローチの確立が期待される.
日本内科学会会誌
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