日本内科学会雑誌
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2.慢性骨髄性白血病
平岡 諦
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2005 年 94 巻 7 号 p. 1303-1308

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抄録

第一慢性期での本邦移植成績は, HLA一致同胞間で5年生存率75%, 10年で71%である. HLA-A, B, DRB1一致非血縁者間では3年(無病)生存率64%, 5年で61%である. STI571の臨床応用以来,移植実施数はピーク時の約3分の一に減少しているが, STI571の長期効果や,いわゆるミニ移植の成績などにより今後も大きく変化する可能性がある.移植成績向上には,移植成績の施設間比較や大規模施設での多数例実施が必要と思われる.

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