名古屋文理大学紀要
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フードビジネス学科基礎演習  地産地消のカレーづくりによる地域との交流
國友 宏渉田中 明子山本 和子
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2008 年 8 巻 p. 167-172

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抄録

この報告は平成18年度のフードビジネス学科基礎演習において「地産地消・スローフード」をテーマにして取り組んだカレーメニューづくりの授業記録である.稲沢で作られた米(愛知のかおり),野菜(次郎丸ほうれん草,千両なす)を食材にして,地元企業であるオリエンタル社のカレーを使い,オリジナルカレーメニューの開発を試みたのである.この取り組みは,稲沢市青年会議所(稲沢JC)との協同事業として企画されたものであり,食に関わる本学科の演習授業として,学生が食の出発点である生産の段階からそれに関わり,そのノウハウを知り,商品化,販売に至る食の流通過程を学習することの出来るよい機会であったと思われる.また,青年会議所の事業目的である「様々な視点からのまちづくり,地域の活性化,人材の育成」といった点においても,こうした事業に参加し,実際に地域の中で様々な仕事に携わる人々と交流することは,将来に食関連のビジネスに就こうとする学生にとっても有意義な体験であったといえる.

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