ネットワークポリマー論文集
Online ISSN : 2434-2149
Print ISSN : 2433-3786
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プロパルギルオキシ基を有する新規ベンゾオキサジンの合成と その硬化物の熱分解性の検証(続報)
有田 和郎下野 智弘大津 理人山口 純司鈴木 悦子山内 賢一小林 美佐江
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2018 年 39 巻 5 号 p. 200-211

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抄録

各種ジヒドロキシ芳香族類を原料とし,1 分子中に2 個のプロパルギル基を有する新規の各種モノベンゾオキサジンを合成した。これを用いた硬化物は,動的粘弾性試験において350 ℃を超えるガラス転移点(Tg)を示すとともに熱重量測定試験においても優れた耐熱分解性を示し,次世代パワーデバイスが要求する物理的耐熱性と化学的耐熱性を高次に兼備することが確認された。また,この硬化物は広い温度範囲で高弾性率を維持した。これら新規ベンゾオキサジンが優れた特性を示す原因について,原料の各種ジヒドロキシ芳香族類の構造と,各硬化物のモデル構造の結合切断時の活性化エネルギーの算出結果との関係を検討することによって考察した。

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© 2018 合成樹脂工業協会
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