2024 年 45 巻 3 号 p. 136-
トリフェニルビスムチンとアクリル酸ダイマーである2-カルボキシエチルアクリレート(2CEA)の反応により,重合性のカルボン酸ビスマス錯体(BiCEA)と2CEA の液状の混合モノマーを調整し,その直接光硬化を行ったところ,透明で可視光透過性が高いpoly(BiCEA-co-2CEA)の架橋フィルムが得られた。ポリマー中のビスマス含量は最大30.7 wt% であった。屈折率(nD)はビスマス含量とともに向上し,最大で1.58 であった。また,X 線遮蔽性は軽金属であるアルミニウムよりも高く,簡便に合成できる透明なポリマー材料としては優れていた。