2024 年 45 巻 3 号 p. 151-
1,5,7-トリアザビシクロ[4.4.0]デカ-5-エン(TBD)を触媒として,五員環カーボナートとα-メチル基を有するポリエーテルアミンとの室温開環重付加反応について検討した。単官能性五員環カーボナートとα-メチル基をもつ二官能性ポリエーテルアミンとの反応では,TBD を30 ml% 添加することで開環付加反応が進行し,ヒドロキシウレタン構造を有するポリエーテルが生成した。このモデル反応をもとに,二官能性五員環カーボナートを用いた重付加反応を行い,数平均分子量6900 g/mol 程度のオリゴマーを得た。さらに三官能性のα-メチル基をもつポリエーテルアミンとの架橋反応を室温で行い,ポリエーテル構造とヒドロキシウレタン結合を有するネットワークポリマーを合成した。