ネットワークポリマー論文集
Online ISSN : 2434-2149
Print ISSN : 2433-3786
総合論文
光遅延硬化型エポキシ接着剤の反応機構解析と易解体への展開
七里 徳重
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2026 年 47 巻 3 号 p. 172-182

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抄録

光カチオン重合を利用したエポキシの光遅延硬化型接着剤について2 件の話題を報告する。1 件は光遅延硬化型接着剤の重合メカニズムを,光酸発生剤から出るプロトンの1H-NMR によるトレースにて解析する。特に,硬化遅延剤として使用するクラウンエーテルがプロトンを捕捉する挙動に注目した。もう1 件は,近年叫ばれるサステナブル社会に寄与する材料として,光遅延硬化型接着剤を加熱することにより架橋が切れて弾性率が下がる易解体性接着剤とできたので報告する。接着剤は加熱により液状または低弾性の樹脂となり接着力を低減できる。以上,一連の技術により接着から解体までのプロセスが可能な接着剤を提案する。

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