ネットワークポリマー
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木質素材を導入した電力機器用エポキシ成形材料の開発
小宮  玄山崎  顕一今井 隆浩藤堂  洋子
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ジャーナル オープンアクセス

2011 年 32 巻 2 号 p. 89-96

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抄録
天然リグノセルロース(コーンコブ)を原料とした木質素材を段階的に分解処理し,得られる物質を用いて電力機器用エポキシ成形材料の様々な構成成分として利用し,その特性について検討した。天然リグノセルロースを水熱反応により,可溶化セルロースと水熱反応リグノセルロースに分離した。後者は有機性フィラーとして充填することでエポキシ成形物の破壊靭性が向上した。ついで,水熱反応リグノセルロースを水-エタノール中の高温高圧で酸処理し,リグニンを低分子化した。こうして得られたアシドリシスリグニンは,ビスフェノールA型ジグリシジルエーテルの硬化剤として作用することが明らかとなった。さらに,アシドリシスリグニンをフェノール性化学素材とみなし,末端のフェノール基をエポキシ化処理し,エポキシ化アシドリシスリグニンを得た。ビスフェノールA 型ジグリシジルエーテル/酸無水物硬化剤の混合物にエポキシ化アシドリシスリグニンを添加することで,エポキシ成形物の架橋密度が増加した。これはエポキシ化リグニンが架橋剤として作用するためと考えられる。
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© 2011 合成樹脂工業協会
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