ネットワークポリマー
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フッ素含有シルセスキオキサンを末端に有するエポキシハイブリッド樹脂フィルムの表面特性制御
及川  尚夫目黒  聡山廣  幹夫宮下  徳治
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2012 年 33 巻 4 号 p. 193-203

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抄録
原子移動ラジカル重合開始能を有するフッ素含有シルセスキオキサンの合成と,これを用いた3,4- エポキシシクロヘキシルメチルメタクリレートのリビングラジカル合成を行い,末端がフッ素含有シルセスキオキサンで修飾され,側鎖にエポキシ基がグラフトされたおたまじゃくし型ポリマーを合成した。フルオロアルキル鎖長の異なる2 種類のポリマーを用いてエポキシ樹脂とのハイブリッド皮膜を作製し,鎖長の長さに起因するフッ素含有シルセスキオキサンの表面集積性の向上と表面自由エネルギーの低減効果を確認した。架橋性部位を有するポリマーを用いることで,表面機能の固定化に加えて,膜強度も向上でき,膜質の改善が図られていることを確認した。加熱による,フッ素含有シルセスキオキサンの表面集積性の向上効果と硬化反応の促進のどちらが支配的であるかを検証するため,組成,硬化条件を変えて皮膜を作製した。表面特性を評価した結果,フッ素含有シルセスキオキサン濃度の低い場合は硬化反応の促進が支配的で,濃度が高くなるにつれて表面集積性の寄与が大きくなり,表面自由エネルギーが極小値を示す硬化条件が存在することを明らかにした。
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© 2012 合成樹脂工業協会
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