ネットワークポリマー
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総説
水素結合を駆動力とするネットワークポリマーの構築と構造制御
三田 文雄
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2015 年 36 巻 3 号 p. 148-154

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抄録
水素結合のエネルギーは,共有結合に比べて1 ~2 桁小さいことから,水素結合の切断・形成の制御により,外部刺激に応答してダイナミックに形態を転換させるネットワークポリマーを構築できる。本稿では,分子間水素結合によるネットワークポリマーの形成例,ならびに,筆者らが検討している分子内水素結合のネットワークにより高次構造を形成する,アミド基含有ポリアセチレンならびにポリフェニレンエチニレンについて解説する。
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© 2015 合成樹脂工業協会
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