抄録
P.P′-ジオキシジフェニルメタンとヘキサメチレンテトラミンの乾式硬化反応を示差熱解析法によって調べた。
試料にはP.P′-ジオキシジフェニルメタン/モルにヘキサメチレンテトラミンを0.01モルから3モルまで種々の割合で混合したものを用いた。
この混合物を1℃/minの加熱速度で示差熱解析をおこなった結果はそれぞれ第1図、および第2図に示す通りである。
混合比がP.P′-ジオキシジフェニルメタン/モルに対しヘキサメチレンテトラミン0.7モル以下の場合は 略 同一の傾向を示し、116~120℃附近で先ず吸熱し続いて129.4℃ で発熱現象が認められたが、ヘキサメチレンテトラミンの量が0.8モル以上では121~125℃附近で吸熱し、引続いて125~128℃で発熱が認められ、さらに140℃附近で吸熱、続いて発熱が認められた。混合比がP.P′-ジオキシジフェニルメタン/モルに対しヘキサメチレンテトラミン2モル以上になると150℃附近で吸熱続いて発熱する現象のみである。