討論会講演要旨
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10. P-クレゾールとヘキサメチレンテトラミンの乾式硬化反応について
高橋 秋水伊東 祐承中岡 義朗
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1959 年 9 巻 p. 18-19

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抄録
P-クレゾールとヘキサメチレンテトラミンの乾式硬化反応の検索を、示差熱解析法で試みた結果について報告する。
示差熱解析装置は、関・千原の方法1)によったもので、同一寸法のセルの中に試料および基準物質をそれぞれ入れ、これを同一条件の下で加熱するとき生ずる温度差を、銅-コンスタンタン熱電対に電位差として受け、検流計でこの電位差量を読みとる一方電位差計を用いて基準物質の温度を読みとるように仕組んだものである。
試料にはP-クレゾール/モルに対しヘキサメチレンテトラミンを0.02モル~1.5モル種々の割合でとり、乳鉢中で混合后、これにシリカフラワーを加え、よく混合したものを用いた。
示差熱解析結果の一例は第1図に示す通りである。さらに、種々の割合でP-クレゾールとヘキサメチレンテトラミンを混合した場合、混合モル比が約1 : 0.4以下のものでは77~80℃附近に熱異常を認めなかったが、混合モル比約1 : 0.4以上ではこの温度に吸熱現象が認められた。この吸熱による熱異常は、P-クレゾールのヘキサメチレンテトラミン附加物 (モル比2 : 1) の示差熱解析結果では86.4℃に現われた。また、120~140℃の間に、2ケの発熱現象が認められたが、これはこの混合物のすべてについて、いずれも類似の傾向を示した。
これらの熱異常が何に起因するものであるかを知るために、ペーパークロマトグラフィをとった。
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